2010/02/11

アロマキャンドル 仕上げの段階

      
アロマキャンドルの改良が続いています。

現場にて試行錯誤していただいている点は、以前からあった煤が出ることへの対処と、香りの強さ、芯が細いと燃えている時にロウの中に倒れてしまうということへの対策です。

    

煤については、ロウソクの炎が風に揺らぐ時に黒い煤が出ることが分かり、ロウを入れる量を少なく炎の位置を下げることでコップが風を防ぎ煤が出にくくなることが分かりました。
最新作では、ロウの入る分量を少なくしています。
 
  
 
香りについては、コストはかさみますが付加価値を持った本格的なアロマキャンドルにするため、熱にも強く香りの強く立つ合成擬似香料は用いず、本物の精油のみにこだわりたいと思っています。

精油のみで作られたアロマキャンドルは、コストが非常に高くなるためあまり市場では流通していませんが、今回は天然精油のアロマテラピー効果で本当に癒されるキャンドルを作りたいと考えています。
       
アロマキャンドルに詳しい方のアドバイスにより、柑橘系精油だけでは熱にも弱く香りが飛びやすいので、ラベンダーなどの花精油やローズウッドやレモングラスなどの木・葉精油などをブレンドするとよいということを伺いました。

出来たブレンドは、柑橘系の香りですが香りも充分立ち、キャンドルに加工しても良い香りに仕上がっています。

 
  
芯については、赤い色の芯とするデザインであるため、赤い裁縫用の糸にロウをしみこませて芯としていましたが時間がたつと堅さがたりず自立が難しく、やはりキャンドル用の芯にしました。
  
ただキャンドル用の芯でちょうど良い太さ(R-12)の赤い芯が市販されていないので、白い糸を赤く着色するという新たな行程とコストが発生してしまいました。
   
今は、ちょうど良い太さの赤いキャンドル用芯糸を探索中です。
 
  
  
いよいよ、様々な問題をクリアして、製品化最終段階です。

一般市場で、付加価値を持って販売できる確かな品質まで高まってきました。
  
  
2月中に小売店様にて販売していただけるよう、もう一息と皆で頑張っています。