2010/04/13

川崎市のふれあいショップ 喫茶「ヴォーチェ」


川崎市の喫茶「ヴォーチェ」に伺いました。

生涯学習支援施設にある小規模なカフェで、職員の方の他に3名のメンバーの方が仕事をされています。

川崎市の障害者ふれあいショップ運営方針に基づき、精神障害者の就労支援の場として、自立と社会活動への参加を促進する目的として、2009年の5月にオープンしました。

こだわりのオーガニックコーヒーや手作りのシュークリームが人気です。


近隣は住宅地で来店者は多くはない現状。

売上げを上げていくためにどうしたらよいかということでご連絡をいただき、セルザチャレンジのメンバーが訪問させていただきました。


飲食店経営で大切なのは、出店の場所ありき(場所が定められている)場合は、やはりその店の外部環境としての近隣にいる人たち・お店の前を通る人たちを知り、いかにその方々を満足させるサービスを提供するか、というポイントがあります。

どんな人が住んでいて、どんなメニューやサービスがあったら喜んでいただき、お店に何度も来ていただけるのかを、とことん考えることが大切。

それは例えば、近隣の子供のための駄菓子的なメニューであったり、季節ごとのメニュー、高齢者に優しいメニュー、館内の利用者へのケータリング、施設を利用しているサークルの方々とのコラボメニュー、お客様に合わせたインテリアと音楽への変更、、、様々な要素があると思います。


特に、住宅地では家庭での飲食と競合するので、そこにしかないオリジナル性のある付加価値の高いメニューやサービスであることも大切。

そして、そのオリジナル性は、地域の新聞やコミュニティ誌などのメディアに取り上げられ、口コミとなってお客様を連れてくる強い訴求になります。


「売上げ=客数×客単価」ですが、客数と客単価を両方上げていく方策を、できることからコツコツと実施していけたら、喜んでいただける人が少しずつ増えてくると思います。


とても温かな素敵なお店です。

さらに魅力的になって、メンバーの方の地域でのお仕事が増えていくようにお手伝いできればと考えています。

お近くの方はぜひお寄りください。


ふれあいショップ 喫茶「ヴォーチェ」
神奈川県川崎市宮前区東有馬4-6-1
有馬・野川生涯学習支援施設「アリーノ」1階
TEL&FAX 044-740-9446