2010/01/09

NHKさんによるスマイル社会復帰センターの取材








            
昨日は、中野区の「スマイル社会復帰センター」におけるアロマキャンドルプロジェクトについて、NHK首都圏報道センターの方に取材をしていただきました。


精神的に障害を持ちながら仕事をしたい意志を持つ方の地域における雇用・賃金の現状、またキャンドルの製作手順や風景が撮影され、利用者の方、職員の方、販売協力企業の方と共に製品仕様やデザインについての打ち合わせも行いました。
  
利用者の方や職員の方など現場にスポットライトが当たることにより、障害を持つ方と仕事の現状について多くの方に知っていただけると共に、利用者の方々や各地にある福祉施設や授産施設の職員の方々に一つの事例としてご紹介できる機会になればと思います。
 

放送は、1月16日(土)朝7:30~のニュース「おはようニッポン(おはよう首都圏)」の中で、7:35位から10分間の特集として取り上げられる予定です。
   
お時間のある方はぜひご覧ください。
 


主役はあくまで障害をもちながら日々挑戦を行っている利用者の方々、そして現場にて日々活動される職員の方々、さらに日々を支えるご家族の方々。

セルザチャレンジとしては、その福祉の現状の周知や販売にまつわる一部の自分たちにできることを、協賛企業様や販売協力企業様などのお力をいただきながら、黒子としてお手伝いさせていければと考えています。
 
 
 
 

2010/01/07

オニオンキャラメリゼの販路拡大プロジェクト

セルザチャレンジでは、障害をもちながら働く意志をもつ方々が地域で作り販売している製品の、販路拡大や認知拡大のお手伝いもさせていただいています。


「オニオンキャラメリゼ」は、プラスリジョン社がプロデュースして、企画・開発を行っている、オーガニック玉ねぎを飴色になるまで炒めた、お料理の下ごしらえに使う調味料です。


カレーやシチューを作るときに時間をかけて玉ねぎを炒めるのは結構大変。

そこで、産地である淡路島で有機栽培された甘い玉ねぎの不ぞろいの形のものを譲り受けて丁寧に調理加工し、レトルトパックに詰めて全国に出荷しています。

時間と手間がかかる根気のいる作業を厨房で行い、添加物も保存料も一切加えない新鮮な状態でレトルト化、家庭のキッチンまで愛情とおいしさが保たれた状態で届きます。

この根気のいる生産作業で活躍しているのは、発達障害を含む障害を持つ方と、職員の方々。


これにより兵庫県三田市において、調理施設を作ったエリアで新たな4名の障害を持つ方の雇用を実現し、2万円の工賃のアップも実現しています。

そして、現在では月に2,000パックの生産となっています。


オニオンキャラメリゼ ホームページ
http://www.cafesante.jp/onion/

プラスリジョン ブログ
http://blog.goo.ne.jp/ippo-project




セルザチャレンジでは、「オニオンキャラメリゼ」を以下の販売協力企業様へのお取扱いについてお手伝いをさせていただきました。


以下のお店でご購入またはお食事としていただくことが出来ます。


「ABC Cooking MARKET」
ABCオリジナルキット「オニオン・キャラメリゼのお食事マフィン」
ABC Cooking Studioとのコラボレーション商品の通販

「T.C cafe」(東京自由が丘)
東京都目黒区自由が丘2-9-11 自由が丘八幸ビル

「T.C cafe」(愛知星が丘)
愛知県名古屋市千種区星が丘元町14-14 名古屋三越星ヶ丘店7F

「T.C cafe」(愛媛松山)
愛媛県松山市湊町5-1-1 いよてつ高島屋6F

「T.C cafe」(岡山)
岡山県岡山市中山下1-8-45 NTTクレド岡山ビル4F

「T.C cafe」(大阪南堀江)
大阪府大阪市西区南堀江1-19-26 ASPLUNDビル1F

「212cafe」(横浜港北)
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-31-1-3060 モザイクモール3F

「212cafe」(愛知岡崎)
愛知県岡崎市戸崎町字外山38-5 イオン岡崎SC 2F

「212cafe」(東京天王洲)
東京都品川区東品川2-3-10 シーフォートスクエア1F

「212cafe」(東京晴海)
東京都中央区晴海1-8-16 トリトンスクエア 2-17

「212cafe」(千葉船橋)
千葉県船橋市浜町2-1-1 ららぽーと ウエスト1F

「神南カリー」(東京渋谷)テイクアウト専門
東京都渋谷区神南1-5-7

「クレコスペーパー」 通販誌
会員向け通販誌にて取扱


厳選された材料をもとに愛情を込めて作られた「オニオンキャラメリゼ」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010/01/05

香りや煤の問題

     
アロマキャンドルの試作は続いています。



問題になってきたのが、香りと煤(すす)。

まず香りですが、このアロマキャンドルは提供するブランドが香りに本物の柑橘精油のみを用いたボディケアブランドのため、こちらも合成香料ではなく本物の柑橘精油を使ってみようというプランで進めています。
   
ただ、キャンドルに精油のみで香り付けを行うと、まず生産過程で熱したロウに精油を添加すると揮発して香りが飛んでしまうためロウの温度を低くして容器への流し込みなどを行う必要があり、きれいにコップの中に流し込むには少し難しい面があります。
   
また、ロウソクを燃やして香料をもちいたアロマキャンドルと同じぐらいの香りを求める場合は相当の精油を入れなくてはならず、コストがかさむという問題が出てきました。
   
最低5%ぐらいは必要で、100mlのキャンドルの場合は5ml。精油の価格は、柑橘精油の場合10mlで小売価格1,000円ぐらいですので500円ぐらい、卸値で買えるように工夫した場合でも結構なコストになってしまいます。

そこで、より少ない精油量にて香りが立つ方法を模索中です。


次に煤ですが、試作品を燃やしていますとどうしても少しずつ出てきました。

芯の太さや精油の配合量などを変えての実験を中野スマイルの職員の方によって進めていただいていまが、どうやら芯は細い方が煤は出にくいようです。

海外と違って機密性の高いところでキャンドルをもちいる日本の事情を考えると、煤は出ないほうがよいので、こちらの改良も進めています。


結構簡単にできそうと考えていたアロマキャンドルも、クオリティを高めていくには意外と難しいと実感しています。