2010/01/05

香りや煤の問題

     
アロマキャンドルの試作は続いています。



問題になってきたのが、香りと煤(すす)。

まず香りですが、このアロマキャンドルは提供するブランドが香りに本物の柑橘精油のみを用いたボディケアブランドのため、こちらも合成香料ではなく本物の柑橘精油を使ってみようというプランで進めています。
   
ただ、キャンドルに精油のみで香り付けを行うと、まず生産過程で熱したロウに精油を添加すると揮発して香りが飛んでしまうためロウの温度を低くして容器への流し込みなどを行う必要があり、きれいにコップの中に流し込むには少し難しい面があります。
   
また、ロウソクを燃やして香料をもちいたアロマキャンドルと同じぐらいの香りを求める場合は相当の精油を入れなくてはならず、コストがかさむという問題が出てきました。
   
最低5%ぐらいは必要で、100mlのキャンドルの場合は5ml。精油の価格は、柑橘精油の場合10mlで小売価格1,000円ぐらいですので500円ぐらい、卸値で買えるように工夫した場合でも結構なコストになってしまいます。

そこで、より少ない精油量にて香りが立つ方法を模索中です。


次に煤ですが、試作品を燃やしていますとどうしても少しずつ出てきました。

芯の太さや精油の配合量などを変えての実験を中野スマイルの職員の方によって進めていただいていまが、どうやら芯は細い方が煤は出にくいようです。

海外と違って機密性の高いところでキャンドルをもちいる日本の事情を考えると、煤は出ないほうがよいので、こちらの改良も進めています。


結構簡単にできそうと考えていたアロマキャンドルも、クオリティを高めていくには意外と難しいと実感しています。




 

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